
玄関タイルの大きさ選び方|小さなサイズから大判まで印象はどう変わる?
玄関タイルには、100角・150角・300角・600×300・600角など、さまざまな大きさがあります。
色や素材が同じでも、大きさが変わるだけで空間の印象は大きく変わります。
まずはサイズによる違いを見比べながら、
自分の玄関に合うバランスを選んでみてください。
タイルのサイズ選び、それぞれのメリットを比較

実はおしゃれに化ける|100角150角タイル
5色のタイルをミックスし、リズミカルに配置。小空間との相性がいい小さなタイルには空間にリズムを作ります。少しだけ差し色を入れたり、色で遊べば「北欧風」や「レトロポップ」に。
100角・150角タイル
どこか懐かしさを感じる、小さなスクエアタイル。
昔の玄関によく使われていたサイズです。
けれど、色の選び方ひとつで印象はがらりと変わります。
製造技術の向上により、タイルは多彩な色表現が可能になりました。
可愛らしくも、すっきりとモダンにも仕上げられるのが、このサイズの魅力です。
ポイント使いで色を効かせたり、モノトーンでまとめたり、
複数の色をミックスして表情を楽しんだり。
デザインの自由度が高く、自分らしい玄関をつくれるサイズです。

迷ったらこれ|300角タイル
300角は、派手さはないけれど安心して選べるサイズです。
空間のバランスを取りやすく、素材の良さも素直に伝えてくれます。迷ったときに選ばれ続けているのは、それだけ “ちょうどいい” からなのかもしれません。
300角タイル
300角は、もっとも一般的なタイルサイズ。
多くの住宅で採用されているのには、きちんと理由があります。
大きすぎず、小さすぎないため、空間全体のバランスが取りやすいのが特長です。
目地のラインも整いやすく、すっきりと安定感のある仕上がりになります。
また、色や質感、デザインのバリエーションが豊富なのも300角タイルの大きな魅力です。
選択肢が多いからこそ、ナチュラルにもモダンにも、自分好みのテイストを実現しやすいサイズです。

ちょっとセンスを足したいなら|600×300タイル
600×300は、横長のフォルムが生み出すラインが魅力です。張り方によって表情が変わり、正方形よりもデザインの幅が広がります。さり気なくトレンドのおしゃれ感が出ます。
600x300
600×300は、横長のフォルムが特徴のタイル。
正方形とは違い、並べ方次第で印象を大きく変えられるのが魅力です。
縦横そろえてすっきりと見せることも、
目地をずらして動きを出すことも可能。
張り方の工夫で、より表情のある床に仕上がります。
また、横方向にラインが伸びるため、視線が自然と広がり、
空間を横に広く見せる効果も。
300角より少しだけ変化をつけたい方に、ちょうどいいサイズです。

余白で魅せる|600角タイル
600角とは「60センチx60センチ」です。素材の表情をゆったりと見せることができます。目地が少ないことで視線が途切れず、床に静かな余白が生まれます。
600角
600角は、大判ならではのゆとりが魅力。
目地の本数が少ないため、床全体がすっきりと一体に見えます。
石目やコンクリート調などの模様も、細かく分断されず、
ゆるやかに広がるのが特長。
300角や600×300に比べて、より“面”で素材を楽しめます。
空間に余裕があるほど、その魅力は際立ちます。
広めの玄関で、落ち着きや高級感を出したい方におすすめのサイズです。
目地ラインでここまで変わる|サイズ別の印象比較
100角


300角


600×300


600角


目地ライン
タイルの大きさが変わると、目地の見え方も大きく変わります。
100角や150角のような小さなタイルは、
目地の本数が多くなり、ラインが細かく現れます。
そのため床全体が模様のように見え、にぎやかで表情豊かな印象になります。
300角は碁盤の目のように整ったラインが特徴。
きちんと感や安定感のある印象になります。
600×300は、目地をずらして張ることで、
はしご(ラダー)のようにラインが流れ、動きのある仕上がりに。
600角になると、目地の本数がぐっと減り、
ラインの主張が弱まるため、より面としての広がりが強調されます。
また、目地の太さによっても印象は変わります。
最近は目地幅を約3mmほどに抑える施工が一般的になり、
以前よりもラインが繊細で、すっきりと見えるようになりました。
同じ空間でも、目地ラインの違いだけで印象は大きく変わります。
サイズ選びは、素材だけでなく“ラインの出方”にも注目してみてください。
玄関の広さで選び方は変わる
タイルを選ぶときは、玄関の広さや形をトータルで考えることが大切です。
内と外を含めた空間全体のバランスを見ることで、よりまとまりのある仕上がりになります。
正方形タイルを縦横にそろえて張ると、目地がまっすぐ通り、すっきりと整った印象に。
一方で、ゆとりのある玄関では大きめのタイルを使うことで、より伸びやかで上質な雰囲気を演出できます。
また、あえて斜めに張ったり、サイズの異なるタイルを組み合わせたりと、
張り方次第でデザインの幅も広がります。
玄関の広さや雰囲気に合わせて選ぶことで、タイルはより魅力を発揮します。

玄関の広さ別・サイズの目安
玄関の広さによって、バランスよく見えるタイルサイズは変わります。
コンパクトな玄関には扱いやすい中小サイズを、
ゆとりのある空間には大判タイルを選ぶことで、より伸びやかな印象に。
もちろん正解はひとつではありませんが、
空間の広さに合わせてサイズを選ぶと、仕上がりの満足度はぐっと高まります。
~1.5帖前後(約1.5~2.5㎡)
コンパクト玄関
▶ 100角・150角・300角
小さな空間では、大判タイルだと割り付けが難しくなり、中途半端にカットされたタイルが増えることも。300角までがバランスを取りやすいサイズです。
1.5~2.5帖前後(約2.5~4㎡)
一般的な玄関
▶ 300角・600×300
いちばん選択肢が広がるゾーン。
300角なら安定感、600×300なら少し動きをプラスできます。“ちょっとセンスを足したい”ならここで横長が効く。
2.5帖以上(約4㎡以上)
ゆとりのある玄関
▶ 600×300・600角
面積が広いほど、大判の魅力が活きます。
目地が減ることで床がのびやかに見え、空間全体にゆとりが生まれます。
玄関は“内と外”をひとつの空間として考える

ポーチを含めてデザインする
玄関タイルを選ぶときは、室内だけでなく外側のポーチまで含めて考えることが大切です。
外部は敷地条件やアプローチの形状によって広さが大きく異なります。
そのため、単純に帖数だけでは判断できません。
アプローチが長い場合は、目地ラインの流れがより印象を左右します。
反対に、コンパクトなポーチではタイルの割り付けがバランスに影響します。
内と外をひと続きの空間として捉えることで、
玄関全体に統一感が生まれます。
玄関タイルの選び方|3つの視点

タイルサイズを選ぶときは、
- 玄関の広さ
- 目地ラインの出方
- どんな印象にしたいか
この3つを意識すると、ぐっと選びやすくなります。
小さなタイルは表情を楽しむ。
標準サイズは安定感を。
大判は余白とゆとりを。
サイズに正解はありません。
空間とのバランスを見ながら、自分の好みに合わせて選ぶことが大切です。













