
玄関タイル完全ガイド
滑りにくさ・人気色・目地選びまで
専門店が解説
“見た目だけ”で選んだら、あとで後悔するかも!
本当に長く満足できる玄関タイルの選び方
プロが本音で教えます
玄関タイル選び、なぜ失敗するのか
ケース①: 見た目重視で選んで「滑った!」
展示場で見た玄関がオシャレだったから、同じようなタイルを選びました。でも、雨の日に子どもが滑ってヒヤッとしました。雪の日も心配です。
実は、タイルには「グリップタイプ」と「マットタイプ」があります。デザイン優先で選ぶと、日常の使い勝手や安全性が犠牲になることがあります。
ケース②:タイルが黒ずんできて掃除が大変…
おしゃれな白いタイルを選んだら、泥汚れが目立ってすぐ黒ずんでしまいました。これまでよりも掃除の回数が増えて、地味にストレスです。
素材や色の特性を知らずに選ぶと、メンテナンスの手間が増えることに。特に玄関は汚れが集まりやすい場所なので、掃除のしやすさ・色選びも意外と重要です。
ケース③ :設計士まかせで「想像と違った…」
玄関まわりを設計士に任せたら、好みじゃない雰囲気になってしまいました。実際のお手入れも大変で、後悔しています。
プロの判断でも、「どう使うか」までは生活者目線で考えきれていないことがあります。見た目・機能・掃除のしやすさなど、自分の暮らしに合わせた選択が必要です。
見た目だけで玄関タイルを選ぶと後悔することも

玄関タイルは暮らし目線で選びましょう
多くの人が玄関タイルを選ぶとき、デザインや第一印象だけに注目してしまいがちです。
でも、玄関は毎日使う出入り口です。家族みんなが通る場所は、暮らし方に寄り添ったタイルを選ぶことが大切です。
滑りにくさ、掃除のしやすさ、暮らし方との相性を考えずに選ぶと、あとからストレスになることがあるからです。

玄関タイルのグリップとマット、見た目ではわからない大きな違い
これは、一見すると同じタイルに見えますが、表面の仕上げ方が違う2種類のタイルです。
見た目は同じでも、タイルの表面状に種類があることは一般的にあまり知られていません。
マットタイプはなめらかで、ツルツルとしています。一方、表面にザラザラとした構造を施されたのがグリップタイルです。
見た目だけでは分かりにくいですが、この違いが玄関での使い心地を大きく左右します。
専門店だからわかる、「本当に暮らしに合う」タイル選びの視点

玄関タイルは安全性が重要・滑りにくさを基本に選ぶ
一般的な戸建ては、雨の日に玄関が濡れてしまうほど雨水を持ち込みます。このように、玄関が雨水で濡れてしまう場合は、グリップ加工が施されたタイルを選びましょう。
玄関は、家族だけでなく来客も通る場所です。お子様や高齢者が歩くことも考えると、天候に左右されない安全性はとても重要です。
外から入ってくるときの滑りにくさを考え、基本はグリップ加工のあるタイルを選ぶことをおすすめします。

生活環境によってはマットタイプも選択肢に入れてOK
一方で、生活環境によってはマットタイプのタイルを選ぶ方もいらっしゃいます。例えば、高層マンションの上階にお住まいの場合です。
エントランスから玄関までの距離があるため、外の雨水や泥を玄関まで持ち込みにくく、汚れの量は比較的少なくなります。
地下鉄や地下街を経由して日中ほとんど屋外を歩かない、地下駐車場から玄関へ直行するなど、生活動線によってはマットタイプでも問題なく使えるケースもあります。
ただし、マットタイプの床タイルは表面がツルツルとしているため、濡れた靴で歩くと滑ります。転倒して思わぬ事故を引き起こす恐れがあります。雨や雪の日の安全性を考え、使用環境に合わせて慎重に選びましょう。
玄関タイルの色選びの要「汚れが目立たない色」でお手入れ頻度を激減させましょう
「汚れがつきにくい」よりも「汚れが目立ちにくい色」は日々のストレスを減らす大きなポイントになります。
靴の裏についた泥や砂、雨の日の水ジミ、ホコリやペットの抜け毛…。実はこうした汚れが目立ちにくいのは、真っ白でも真っ黒でもない、中間色のタイルです。
「気づいたら玄関が薄汚れて見える…」そんな日々のモヤモヤを避けるために、見た目と実用性を両立できる色選びを意識してみましょう。
色別の特徴
| 色系統 | 汚れ | 印象 |
| グレージュ | 目立ちにくい | ナチュラル |
| グレー | 目立ちにくい | 一番人気 |
| ベージュ | やや目立ちにくい | 明るい |
| ブラウン | 目立ちにくい | 落着き |
| ホワイト | 目立ちやすい | 明るく清潔 |
| ブラック | 目立つ(砂埃) | モダン |
汚れが目立ちにくい玄関タイルの色(おすすめ順)

グレージュ(灰色とベージュの中間色)
グレー(灰色)+ベージュ(薄茶)を混ぜたような、やわらかくくすんだ中間色です。石っぽい自然なトーンで、灰色ほど無機質にならず、ベージュほど黄みも強くない絶妙カラーです。「グレージュ」と書いていなくても、アイボリーグレー/サンドグレー/ストーングレー等の表記であることも。

ナチュラルからモダン系・和洋どのスタイルにも

土埃や靴裏の黒ずみ、水ジミなどが目立ちにくい

中間トーンのグレー
明るすぎず、暗すぎず、ほんの少し温かみのあるグレーが「中間トーンのグレー」です。どんな住宅にもなじみやすく、主張しすぎないのにきちんと整った印象を与えてくれ、色浮きしないことが大きなメリット。光の加減で柔らかく見え、コンクリート調のスタイルにも合わせやすい。濡れると濃く見え、シンプルさの中に優雅さがある色合い。

北欧系住宅・モダンな住宅スタイルに

ホコリが目立ちにくい

モカ系・チャコール系のブラウン
モカ系はほんのり赤みや温かみを含んでいて、ナチュラルな木目調やアースカラーの外壁とも相性抜群です。一方でチャコール系は黒に近いトーンで、シャープな印象を持ちつつ、グレーよりも柔らかく、重厚感のある玄関に仕上がります。玄関に落ち着きと品の良さを与えてくれる頼れるカラーです。

木目・和モダン・シック系

土の色に近いため、泥や砂汚れが目立ちにくい

ベージュ系(ただし濃いめ)
濃いめのベージュは、汚れが目立ちにくく、柔らかい雰囲気も出せる万能色として玄関タイルに人気です。明るすぎず、暗すぎず、土や砂と自然になじむトーンです。木目調のドアやナチュラルテイストの外観とも相性が良く、全体を優しい雰囲気にまとめたい方にぴったり。石目調やニュアンスのある濃淡のグラデーション柄を選べば、より上品で「汚れに強い玄関」が実現します。

ナチュラル・南欧風・カフェ風住宅

土埃や泥染みが自然に溶け込む色味
玄関タイルx色の特集
玄関タイルの汚れ・黒ずみ対策
玄関タイルが汚れる主な原因
① 泥や砂埃
玄関は外から土や砂が入りやすく、タイルの凹凸に入り込むことで黒ずんで見えることがあります。
② 雨水による汚れの蓄積
ポーチなど屋外に近い場所では、雨水と一緒に汚れが運ばれ、少しずつ付着します。
③ 目地に入り込む汚れ
タイル本体よりも、目地の方が汚れを吸いやすく、黒ずみの原因になることがあります。
玄関は、家の中でも特に汚れが入りやすい場所です。主な原因は、外から持ち込まれる泥や砂ぼこり、雨水に含まれる汚れなどです。
また、玄関タイルは滑りにくさを確保するため、表面に細かな凹凸があるものが多く、この凹凸に汚れが入り込むことで黒ずんで見えることがあります。
さらに、タイル本体よりも目地の方が汚れを吸いやすく、黒ずみの原因になることもあります。目地の色選びでは、明るい色よりも暗い色を選ぶと汚れが目立ちません。
汚れが目立ちにくい玄関タイルの選び方
① 汚れが目立ちにくい色を選ぶ
グレーやグレージュなどの中間色は、泥汚れや砂ぼこりが目立ちにくく、玄関タイルとしてよく選ばれています。
② 模様で目立ちにくくする
模様があるタイルや、濃淡の色ムラがあるタイルは汚れが目立ちにくい特徴があります。特に石の質感を再現した石目模様のタイルは、色の濃淡や自然な柄があるため、砂ぼこりや泥汚れが目立ちにくい傾向があります。
玄関タイルの汚れは掃除で落とせる

玄関タイルの汚れは、多くの場合「水・デッキブラシ・中性洗剤」で落とすことができます。定期的に水洗いするだけでも、きれいな状態を保ちやすくなります。
水分が残っていると汚れやすくなりますので、水洗いの後はしっかりと乾かしましょう。
玄関は毎日使う場所なので、多少の汚れが付くこと自体は自然なことです。ですが、色やタイルの質感を選ぶことで、汚れが目立ちにくい玄関にすることができます。
安全性の高いグリップ加工・色合い・デザインが高評価!
人気の床タイル7選
サンプルタイルで確認できます

実物を小さくカットしたサンプルタイルを利用しませんか。グリップの具合、色の雰囲気などを確認できるサンプルタイルをお送りしています。
【ご依頼方法】サンプルタイルのご依頼は、セラコアミッド店の会員様限定のサービスです。会員登録完了後に、下記手順にてご依頼ください。
- 商品ページにある「サンプル請求」ボタンをクリック、内容を入力して送信します。
- ご依頼後2~3日でポストへ届きます。サンプルは返送不要、じっくり考えてからご注文頂けます。
最後に差が出る「目地」の色選び

意外と見落とされがちなのが、目地の色です。たとえば白い目地は施工直後こそ美しくても、汚れが入り込むと落としにくく、メンテナンスも一苦労です。
だからこそ、汚れが目立ちにくいダークトーンの目地材を選ぶことで、見た目の劣化を防ぎ、長く美しさを保つことができます。タイルの色に合わせて、グレー・チャコール・モカ系の目地は土や砂と似ている色なので汚れが目立たないとされている色です。
汚れが目立たない目地を選びましょう

チャコールグレーの目地は、砂・泥・ホコリなど、ほとんどの汚れを目立たなくさせる効果があります。

タイルも目地も、全体をダークにまとめるだけで一体感が出ます。濃い色の目地は汚れが目立ちません。

ベージュ系のタイルも濃いグレーで軽やかに見え、水垢や砂などの汚れも目立ちません。
目地色で雰囲気がガラリと変わることも知っておこう

目地色: ベージュ

目地色:グレー
この画像では、ベージュの目地はお庭と調和するよう配慮された配色です。エクステリアとの一体感が生まれ、庭の広がりを意識した配色です。グレーの目地を使用した画像は、家のデザインと調和しています。家と一続きになったようなアプローチに仕上がっています。
同じタイルでも、目地の色が変わるだけで印象は大きく変わります。
目地の色はタイルの色と同じトーンにすると、床一面に一体感が生まれ、視覚的に広く感じる効果があります。一方で、目地の色をコントラスト(反対色)にすると、タイルの形状が引き立ち、全体的に引き締まった印象を与えます。
目地はタイルとタイルの間に入るため、面積は小さくても空間の印象に大きく影響します。タイルの色だけでなく、目地の色も合わせて考えることで、玄関全体の仕上がりがより美しく整います。

目地色:白

目地色:ベージュ

目地色:グレー

目地色:黒
白い目地は明るく軽やかな印象に。
ベージュやグレーは自然で落ち着いた雰囲気になります。
黒い目地は輪郭が引き締まり、モダンな印象になります。
目地は、タイルの見え方を左右する大切な要素です。
どのような印象にしたいかを考えながら、好みの色を選びましょう。
目地の色選びに、正解はありません。
家全体の雰囲気や庭とのバランスを含めて、理想の見せ方を検討してください。
玄関タイルは「サイズ」でも使いやすさが変わる



玄関タイルを選ぶとき、色やデザインに目が向きがちですが、実は「サイズ」も使い勝手に影響します。
例えば、小さなタイルは目地の本数が増えるため、デザイン性は高くなる一方で、汚れが入り込む場所も増えます。
一方、大きなタイルは目地が少なくなるため、玄関がすっきり見え、掃除もしやすくなります。
見た目の好みだけでなく、玄関の広さや掃除のしやすさも考えてサイズを選ぶことが大切です。
よく使われる玄関タイルのサイズ
300角タイル
最も一般的で、住宅玄関でバランスよく使いやすいサイズです。
600角タイル
目地が少なく、広く高級感のある玄関になります。
100角150角タイル
レトロな雰囲気や個性的なデザインに向いています。
玄関ポーチ・車寄せ・駐車場へ、統一感ある玄関を作る

外構デザインにこだわる住宅では、「車が乗れるタイル」を使った駐車場も増えてきました。
コンクリートとは違う上質な雰囲気があり、タイヤ痕や染み汚れの心配が要らないこと。また、玄関ポーチやアプローチとデザインを揃えることで、外構全体に統一感を生み出すこともできるため、注目が高まっています。
玄関タイルでグレー系が多く選ばれる理由

住宅の玄関タイルでは、グレーやグレージュ系の色が多く選ばれています。
その理由のひとつが「汚れの目立ちにくさ」です。
玄関には、靴についた砂や泥、ほこりなどが持ち込まれます。
これらの汚れはグレー系の色に近いため、汚れが目立ちにくく、玄関をきれいに保ちやすいという特徴があります。
見た目のデザインだけでなく、日々の使いやすさを考えると、グレー系タイルが人気なのも納得できるポイントです。
玄関タイルは「見た目」と「使いやすさ」のバランスで選ぶ

玄関タイルを選ぶとき、多くの人は色やデザインなど、見た目の印象に目が向きがちです。
しかし、玄関は毎日使う場所。
雨の日や砂ぼこり、濡れた靴など、さまざまな状況にさらされる空間でもあります。
滑りにくさ、汚れの目立ちにくさ、掃除のしやすさ。
そして、タイルと目地の色の組み合わせ。
こうしたポイントを少し意識するだけで、玄関はぐっと快適になります。
デザインだけで決めるのではなく、暮らし方に合ったタイルを選ぶこと。
それが、長く満足できる玄関づくりにつながります。

















